法令じゃなかった、豊齢だった
先日、市から、「豊齢カード」というものが届いた。65歳以上になった市民には全員送られるものらしい。私は早生まれなのでまだ64歳なのだが。
カードを提示すると、何か所かの市の施設を無料で利用できるのだそうだ。
そうなんだ、私は高齢者なんだ。うむむむ。
長く生きていると、齢をとるのだった、人間だから。自分だけは違う、と心のどこかで思っていたのよ、自分は齢なんてとらない。私も人間だった。宇宙人ではなかった。いえいえ、地球以外の惑星の人から見れば私も宇宙人ではあるが。
折角だから一所懸命利用させていただくかな。入館料を払ったことにして、その分を預金する。なんてこともちらと考えたが、ちりも積もれば埃ぐらいにしかなりそうもない。
そのうちなんて、言ってられない、ということなのだ、自分よ。危機感を持て、自分よ。