tiisakihanaobasan’s blog

おばさんの学習記録です。

自分が買ったのだった

 本棚に自分で買った覚えのない本が、時々あったりする。けれどもそれはやはり自分自身が書店で買ったものなのだった。

 店頭でタイトルを見て心惹かれて購入し、しかし家に着くまでの間に読みたい気持ちが半減、いや半分どころか本の存在さえ忘れてしまう。書店から家まで歩いて帰るうちに、落ち込んできて、地下通路を通り過ぎ、いつものエスカレーターが地上まで私を運んでくれた頃には、なんだか惨めな思いでいっぱいになるのだった。

 自分の中には何も「蓄積がない」。だからこそこれから一杯本をよむのではないのか、自分よ。