夏の思い出
まだまだ続く暑い夏。
まだまだ続く私の愚痴。
いい加減にしないと、しないとどうなる?
まあ、そういうことは置いといて。文章でその人(作家)を好きになる、ということもあるのだなあ。
幸田文さんなのだけれど、彼女の書いた「あとみよそわか」のお話、これがどうも好きになれなくて、その後どの作品も読んでいなかったのだけれども、「勲章」を読んで彼女の頑張り(あくまでも作品の中での)を読んで、なんだか切なくなったのよね。
事実をもとにしていても、作品は作品、小説は小説であることはわかっている。でも、この「読んだ後に感じる切なさ」のようなものが自分の場合、作家の好き嫌いの大きな理由になっているのかも、かもなまいはうす。
夫の親族に字の読めなかった人(既にこの世を去っている)がいた。明治生まれの人で小学校もろくに通わなかったという。
テレビドラマを見ても、フィクションというものを理解できなかったらしい。勿論
その人の例だけで、他の字の読めない人のことをアレコレ論評は出来ないが、生活の不便さばかりではなく、他の様々な場面でも、損をしているというか人生の楽しみの多くを享受できないまま人生が終わってしまったのかな。
とりとめのない話になってしまったようだ。