そういうことなのだ。
もうすぐ雑誌の十一月号が届くなあ。十月号もろくに勉強していなかったのに、と心が重い毎日だ。
子供の頃は、毎月本屋のおばあちゃんが雑誌を届けてくれたものだった。もう半世紀以上も前のことだ。わくわくしながらページをめくったあの子供と私は同一人物なのか。大人になっただけなのか、それとも退化しただけか。そうだ、今こそ、大化の改新ならぬ、退化の改心だ、なんちゃって。
気が進まなくても、始めてしまえば何とかなるものだ、ということを何度も経験してるんじゃないか、自分よ。色んな場面で、ね。
では、台所に向かって、進め!