階段ではなかった
以前テレビで見た映画に(確かクリント・イーストウッド監督、タイトルは忘れた)絞首刑のシーンがあった。そのものずばりの風景で衝撃的だった。
階段を上っていくのだ、死刑囚が。自分の死に向かって。何人もの人を殺していても、やはり自分は死にたくないのだな、彼は。
当時のアメリカ社会、警察や精神病院の抱えていた闇の部分を描いた映画だったと思う。でもこれは昔の話ではないのだよな。ついこの間の日本でも「優生保護法」の名の下に、望まない不妊手術を受けさせられた大勢の人たちがいたのだ。
当時は「適法」だったのかもしれない。しかし、検証は必要だろう。
今朝の夢に階段は出てこなかったな。